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コンフィデンスマンJP 英雄編 (2022):映画短評

コンフィデンスマンJP 英雄編 (2022)

2022年1月14日公開 127分

コンフィデンスマンJP 英雄編
(C) 2022「コンフィデンスマンJP」製作委員会

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

くれい響

三者三様の視点で描かれるラスト・コンゲーム

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

シリーズとしての限界を感じた前作『プリンセス編』だったが、マルタ島を舞台にダー子ら、3人のバトルロイヤルが繰り広げられる本作は、プライベートの東出昌大へのお仕置きとも取れるボクちゃんの扱いのほか、ジェシーとスタアの健在っぷりなど、とにかく製作陣のコンフィ愛&チーム感が止まらない! 三者三様+α、それぞれの視点からなる「羅生門」構成によって、3人の過去が描かれるほか、さすがにないと思われたコックリの参戦、もはやお約束な赤星弄りなど、ファン心をくすぐる仕掛けも満載だ。そして、“インターポールの狼”を演じる瀬戸康史は「ルパンの娘」を経た本作と『愛なのに』で、完全に一皮剥けた感アリ!

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

愛を感じる

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

お正月映画に上り詰めた、風格すら出てきた騙し合い劇の第3弾。
完全なコンゲームに徹する時もあれば、その先にターゲットに救いを用意する時もあるダー子ですが、今回は果たして?
ネタバレになることは避けますが、感じるのは”愛”ですね。気恥ずかしい言葉ですが、『英雄編』にはいろいろな”愛”が散りばめられています。故に物語を追っていくとジワリと目頭が熱くなる時もあります。そしてやはりこのシリーズと言えば触れずにはいられないスタアとジェシーのことですが、その活き方には思わず心で拍手です。
気軽に楽しんで、じんわりと暖かくなる娯楽作です。

この短評にはネタバレを含んでいます
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