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KKKをぶっ飛ばせ! (2020):映画短評

KKKをぶっ飛ばせ! (2020)

2022年4月22日公開 78分

KKKをぶっ飛ばせ!
(C) DARK TEMPLE MOTION PICTURES

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 2.7

くれい響

“死の牧場”にようこそ!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

威勢のいいオープニングからタランティーノ・フォロワーとしか思えない監督のブラックスプロイテーション<<<悪趣味ノリが爆発! “復讐のブラザー&シスターVS.人喰いKKK”というキャッチーなネタながら、脚本の捻りもなく、致命的なのが編集センスが最悪ということ。78分でも長尺に感じさせる安定のTOCANA配給作といえるだけに、おなじみ『悪魔のいけにえ』オマージュもあるのだが、いちばんベースとなっているのは、タラも大好きな『Brotherhood Of Death』だろう。サービスカットといえるゴア描写に関しては、手作り感満載で、ひたすら汚い印象。プロとは思えぬ仕事っぷりは、逆に一見の価値アリかも。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

これは'70年代C級ブラックシネマのノリ!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 人里離れた納屋に身を隠すワケアリな黒人3兄妹が、周辺を根城にする白人至上主義団体KKKに襲われる。しかも、奴らはただのレイシストではなく、黒人を殺してその肉を食う人喰いカルト集団だった…!というわけで、グルーヴィーなファンク・サウンドに乗せてブラザー&シスターが邪悪なKKKどもを片っ端からぶっ殺すという痛快アクション。ノリは完全に’70年代のブラックシネマなのだが、『黒いジャガー』とか『コフィー』ではなく『ブラック・ゲシュタポ』とか『ブラッケンシュタイン』のC級路線。要するに激安&ユルユルです(笑)。睾丸を素手で引きちぎって握り潰すなどのゴアもまずまず。こういうの、下らないけど嫌いじゃない。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

70年代のブラックスプロイテーション映画かと思ったら

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 むちゃくちゃ凝ってる! 1971年のテネシー州を舞台に、白人至上主義の秘密結社K.K.K.と彼らに遭遇した黒人男女の激闘を描くスプラッタ映画なのだが、そして、映画の色調も文字の書体も完全に1970年代のブラックスプロイテーション映画なのだが、実際は2020年製作のイギリス映画なのだ。製作、監督、脚本、共同撮影、編集は自身の製作会社ダーク・テンプル・モーション・ピクチャーズで『ブラッドムーン』『カニバル・レザーフェイス』等のホラー映画を撮ってきたチャーリー・スティーズ。インタビューによれば触発された監督はチャールズ・バンドとロジャー・コーマンだそう。どんどん撮ってるので今後の新作も気になる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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