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ライアー×ライアー (2021):映画短評

ライアー×ライアー (2021)

2021年2月19日公開

ライアー×ライアー
(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 (C) 金田一蓮十郎/講談社

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3

なかざわひでゆき

森七菜のコメディエンヌぶりがチャーミング

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 恋愛未経験の不器用な女子大生がギャル系JKに変装して街へ出かけたところ、たまたま通りがかった血のつながらないイケメン弟に一目惚れされ、仕方なく別人のふりをして付き合うことになる…というお話。まあ、いろいろと都合が良すぎて「んなわけあるまい」の連続なのだが、しかしお互い相手に対して正直じゃない「ライアー=ウソつき」同士が、世にもあり得ないウソをきっかけに自分の素直な気持ちと向き合っていく恋愛感情の流れは自然だし、荒唐無稽をちゃんと自覚した脚本のユーモアセンスも意外と悪くない。なにより、森七菜の表情豊かなコメディエンヌぶりがとてもチャーミングだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

W主演のフレッシュな魅力が物語を転がす

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

明らかに設定にムリがありすぎる、ど直球のキラキラ映画である。しかも、脚本はかなり地雷臭が強い徳永友一。耶雲哉治監督作としては、そこそこテンポが良いかもしれない。そんななか、抜群の芝居の巧さで、やるべきことはきっちりこなすものの、地味な女子大生のときより、変装したギャルJKの方がなぜか年上に見える森七菜。演技力はまだまだだが、ツンデレ芝居に関しては悪くない松村北斗。そんな2人のフレッシュな魅力が、なんだかんだ物語を転がしてくれるのは救いだ。松村の恋敵となる小関優太とヒロインの相談役となる堀田真由という安定すぎる助演陣の健闘に、★おまけ。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

憎めない

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

森七菜、キラキラ映画に参戦!!
地味系女子大生が変装したギャル系JKとして遊び人の血の繋がらない弟と変則的な三角関係にを…。
といういかにもコミックな世界観で、もう何度も見てきたはずなのに、森七菜の演技もあるのでしょうか、意外な程にはまりクセになる一本。
お約束事とアイドル映画というフォーマットを確保しつつも、端々にある小技が効いています。
感情の読めない松村北斗、意外と粘着質になる小関裕太も悪くないです。

この短評にはネタバレを含んでいます
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