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河瀬直美監督、カンヌで東日本大震災の被災地に捧げる映画「3.11 A Sense of Home Films Project」の製作を発表
第64回カンヌ国際映画祭に参加中の河瀬直美監督が、世界の映像作家と組んで東日本大震災の被災地に捧げる映画「3.11 A Sense of Home Films Project」を製作することを現地時間17日、発表した。
続きを読むストーリーが難解すぎる!拍手もまばら…カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作品はニューヨーカーに不評?
今年のカンヌ国際映画祭で見事にパルムドールを受賞したタイの作品『ブンミおじさん(仮題)』(英題はUncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives)が、ニューヨーク映画祭(N.Y.F.F 48th)に出展され、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が記者会見に登壇した。 同作は、タイの北部にある田舎町で暮らしている腎不全を患っているブンミおじさんのもとに、ある日死んだはずの妻がゴーストとして現れ、さらにしばらく家を留守にしていた写真好きの息子が猿人になって戻ってくるという個性的なストーリー。輪廻の世界で生きる動物と人間の生を自然を通して描いていて、映像作家の特徴が出た作品に仕上がっている。 まず、撮影されたこのタイ北部の地域については「僕もこの地域で育ったのですが、かなり厳しい自然環境であるため、多くの若者がバンコクやプーケットに移ってしまっていて、比較的貧しい町なんです」とのことだが、この自然環境が、この映画の1つのキャラクターになっている。 映画内で主人公のブンミおじさんが、過去に共産主義者をたくさん殺したと語っているが、その歴史的背景については「この地域は貧しかったために、80年代には、共産主義のイデオロギーに感化された人たちがかなりいたんです。もちろん、自分が共産主義であることを認めれば、その場で撃ち殺されたり、認めなくても体中を痛めつけられたりしたために、かなりの若者が家族を残してジャングルに逃げていた時期があったんですよ」と語るアピチャッポン監督は、その歴史的な背景を、この映画の息子のキャラクターである猿人となって戻ってきた役と関連させているようだ。 アピチャッポン監督は、過去の作品にもこの主人公のブンミおじさんというキャラクターを登場させているが、「このブンミおじさんのキャラクターは、今作で終わりにしたいと思っています(笑)。
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今年で第48回を迎えるニューヨーク映画祭のラインナップが発表された。世界各国14か国から28作品が出展される。
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第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の受賞結果が現地時間23日に発表され、タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督『アンクル・ブンミ・フー・キャン・リコール・ヒズ・パスト・ライブス』(英題)が最高賞のパルム・ドールを受賞した。
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現地時間5月12日に第63回カンヌ国際映画祭が開幕するが、われわれ日本人が注目したいのは『菊次郎の夏』から11年振りに本映画祭コンペ部門に選出された北野監督作品『アウトレイジ』。
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